Winter break の思い出

「題:未開の屋上F6、 撮影日:2025/01/11、 場所:アメリカ合衆国 イリノイ州 アーバナ」
イリノイは兵庫と比べると雨も雪も少ない。この日の気温は-3度程であった。ここは本来、駐車場として使用されている。周りには山や高い建物がなく、エレベーター完備なので、雪の積もった日に遊びに行くときっと心地よいだろうと予想し訪れてみた。
屋上の扉は外側に降り積もった雪のおかげで少しずっしりとしていた。意外だった事は以前訪れた時とは異なり、車が一台も停まっていなかったことだ。屋上の入り口に柵が設けられており、駐車禁止に変更されていたようだった。良さげな写真をブログにアップする為にスマートフォンを持って来ていたので、パシャリ。
積雪量は7センチ程だろうか、一歩足進む度に、靴のソール部分が雪に埋まり奇麗に足跡ができる。芝生の上に積もった雪とは全く違う点は床がコンクリートなので凸凹していないところだ。とても歩きやすくて、安心して走る事ができる。最高のゲレンデだ。
8割ぐらいのペースで走りながらスラロームをすると、足が横にスライドする。寝そべって空を見たり、円を描いたり、坂道を思いっきり駆け上がったり、駐車場中、足跡だらけにした。すり足で進み雪を掻き上げるのもまた楽しい。こんなに素敵な場所は今日、この日、この時だけだろう。おかげで翌日は、おしりと脇腹が筋肉痛になっていた。
追記:イリノイの雪質は僅かに重い気がする。特に日中に少し溶けてしまった場合はシャーベットの様にも感じられる。気温が低いため降りたての雪は粒が細かく風に舞う。ウィンターブレイクが終わり、寒いときには-18°Cに達する2月下旬の寒波を乗り越えた後、気温が2~3°Cに上昇した日中に凍った川の横にある湖の上で昼寝をしたり、池の上にある倒木に座るのも良かった。氷の厚さは人差し指の第二関節、約5㎝はあるようで、握りこぶし程の石を思いっきり中央付近に投げても割れる事はなかった。茶色いオークの葉が風に流され、段々と春に向かう。
※地域のルールを守り、安全にお楽しみください。